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2009年02月26日

「禅」という映画を見て来た。「おくりびと」と「つみきのいえ」が相次いでアカデミー賞を受賞し、ミーハーの私としては、俄然映画に興味を持ち出し、まずは「禅」だと、出かけたわけである。この映画は道元禅師が中国へ留学するところから始まる。中国での出来事はそれぞれ有名な話だが、もう少し中味を深く表現して欲しいと思った。帰国後様々な迫害を受け、最後に越前の山深くに庵を結び、徐々に教えを広めてゆく辺もイマイチ物足りない。期待が大きかっただけに肩すかしを食らった感じである。まっ、素人の私の映画批評などどうでも良いが、一途に道を求める純真さは、爪の垢でも煎じて飲まなければと大いに反省させられた。知人でこの映画を見た方は、途中何度も涙がこぼれたそうだ。がたがた言ってる私なんぞより余程人間が上等である。もう一つ「おくりびと」も見て来なくてはと思っている。世情について回りの調子者の私は、俄然忙しくなってきた。

投稿者 zuiryo : 2009年02月26日 04:04

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