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2008年05月11日

達磨

久しぶりにN氏がやってきた。富山からの帰りで、明日まで岐阜に滞在すると言う。彼はここ10年来ずっと達磨の絵を描き続け、近作を見せてくれた。以前のに比べると長足の進歩で、なかなかの出来、舌を巻いた。しかし顔は完璧なのだが衣の部分に少々問題ありだったので、失礼ながらこんな風にされたら如何でしょうかと助言した。夜、知り合いの店で会食となり、日頃考えていることなど、いろいろお尋ねした。その内の一つは、般若会座禅が始まって既に22年目、その間同じ人達に向かっての話が合計三百数十話以上、さすがにこのところネタ切れとなった。どうしたらいいかと尋ねた。すると彼は、「以前話した同じ話しを又やったらいいですよ。」と言う。だいたい肝心なことは聞いてないものだと言うのだ。「古典落語と一緒で、同じ話しでも、生命が籠もっていれば、毎回新しい。マンネリには命がないが、終始一貫は惰性とは違うのだから自信を持って、同じ話しをして下さい。」と言った。彼も何万人という大きな会を束ねて、日々講演をしているので、この話しには大いに説得力があった。

投稿者 zuiryo : 2008年05月11日 21:09

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