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2008年01月26日

起単留錫

制末恒例の起単留錫の日である。講座の後引き続き行われる。僧堂時代は随分言う側に居たわけだが、人を批評するのもこれでなかなか難しいものだ。僧堂は階級社会、上の者には絶対服従だから何を言おうが勝手なのだが、その人の為を思ってと考えると、結構神経を使う。自分の顔は自分では見られない、忌憚のない批評は、幾つになっても尊ばなければいけない。僧堂ではこれを茶飲み話のようにやるのではなく、きちんと格式をもって執り行う。だから修行の一つの節目になるのである。「留錫とあらば一料簡ねがい置きます。・・・・・」で始まる。話は変わるが、このところ何と寒いことか。昨日など台風並みの強風が小雪混じりに吹き荒れた。立てた旗が千切れんばかりで、大丈夫かしらと心配になるほどであった。只有り難いのは、雪が降っても積もるほどでもないことである。この辺りでは降り出すとあっという間に3,40センチは積もる。長い参道の雪かきも大仕事で、その上、軒先の雪を掻き落とさなければならないからこれも大変なこと、まあ、何とか強風だけにしておいて欲しいものだ。

投稿者 zuiryo : 2008年01月26日 14:48

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