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2007年12月18日

スランプ

このところブログの更新が余りないな~と、お思いの方も多いのではないかと思いますが、私は目下ブログスランプに陥っています。毎日いろいろ思うことは山ほどありますが、私にとって一大事でも、人様は関係ないことで、だから一度話題を精錬して、まろやかな味わいに仕立て直す作業が居るわけです。これが今できないのです。だからスランプ。ところが昨日、笑い転げて涙が出てしまったほどの手紙を頂いた。差し障りのない範囲でご紹介する。「・・・・愚息が帰山して我が寺は却って忙しくなりました。修行がまだ身に付いておらずうわっぺらだけで困ります。和尚とは殆ど無言状態です。作務を嫌い(一日中ごろごろ)庭掃除、気が向けば6時間もぶっ続け、翌日は病人です。格好だけ(対人関係は調子良い)で中味がありません。寺の経済状態も知らず、大寺のバカ息子達と調子合わせてばかりです。額に汗して得た対価だと解っていないのです。私や和尚にしたら再度草鞋を履いて修行に出て貰いたいところです。老師はこんな雲水相手の毎日故、さぞ大変とお察しします。「お袋、そんな下手な字で良く手紙出せるな!」とバカ息子の弁。「お前が仕事どんどんしてくれれば、一日中、ゆっくり手紙書いてまよ!」・・・・。
良く存じ上げている御一家なので、腹をよじって笑ってしまった。

投稿者 zuiryo : 2007年12月18日 10:47

コメント

老師 様

誠にご無沙汰致しておりまして、不肖、未熟、浅学非才なる哀れなる私目の不甲斐なさをお許し下さいませ。

帰山後、何とかしてでも仏法の社会的実践をと福祉活動・市民活動、社会貢献・ボランティア奉仕活動に邁進致しておりましたが、仏教の真なる慈悲喜捨の実践の世俗におけるあまりの難しさに日々悩みを抱えて悶々と過ごしておりました。

色々と悩みわずらう中、もう一度、仏教を根本から学び直そうと、一年半ほど前から初期仏教の学びを進めております。まだまだではありますが、何とか一通りの学びをまとめれる段階となり、この度、施本「佛の道」を書き上げ、自費出版にて発行させて頂く次第となりました。

当寺院の関係者の皆様方にご配布させて頂きながら、自身においても特に慈悲喜捨の実践、少欲知足の実践にしっかりと精進努力しながら、その大切さについてのお話ができ、少しでもお釈迦様が説かれた苦しみを無くしての安楽なる涅槃への至る道筋を確かにお伝えしていければと考えております。

施本「佛の道」各章・全文掲載ページ
http://www.hide.vc/hotokenomichitop.html

私自身の帰山後の心境変遷過程は「第十六章 現実の瞬間瞬間を生きる」において僭越ながらも簡単にまとめさせて頂いております。

製本化致しましたら誠に恐れ多いことで失礼なることではございますが、ご送付させて頂ければと考えております。

またご機会がございましたら、是非ともに御目をお通し賜りまして、この不肖未熟なる私へのご叱咤、ご指導を賜りましたらと、僭越ながらも考えております。

まだまだ寒い日が続くおりですが、お体には十分にご自愛賜りまして、有漏路に迷う未熟者を確かなる涅槃へとお導き下さいませ。

生きとし生けるものたちが、幸せでありますように。三界における全てのものたちが苦しみから解脱し、安楽なる涅槃へと至れますように。

川口 英俊 合掌

投稿者 川口英俊 : 2007年12月22日 22:32