« 問候(もんこう) | メイン | 居士修行(こじしゅぎょう) »

2006年02月21日

個展

今日、10時から日本画家K先生の個展が開かれるので、それに合わせて一番に出掛けた。友人と相図り旧知の先生にご指導を仰ぎ、毎月2回のペースで、主に花や果物など生物を中心に描いている。既に今年で7年目に入ったのだが、その割には一向腕は上がらぬ。しかし絵を描くというのは本能に近い作業で、無心に描いているからあっという間に2時間が過ぎてしまう。仲間6人と一緒にやっているのだが、それぞれ個性があって全く同じものを描いても違う絵になるのが面白い。中でも特にS氏の作品が何とも言えぬほのぼのとした良い感じなのである。既に70半ばを過ぎ、我々のように変な欲がないのが、図らずも素晴らしい色彩や形になって現れている。何事も幼子の如き純真さに勝るものはない。又80を過ぎたK氏は一番後から仲間に入ったのだが、その上達振りには目を見張る。最初隣の席から私が何くれと無くアドバイスをしていたのだが、近頃は私の方が教えて頂いている。絵はその人となりが自然に表れるものだから、何時も自分を人前にさらけ出しているような気持ちになる。

投稿者 zuiryo : 2006年02月21日 20:23

コメント