« ともしび会 | メイン | 涅槃会(ねはんえ) »

2006年02月14日

虎穴録訓注

3年前より依頼しこつこつ作業を続けて頂いている開山の語録、虎穴録訓注について中間報告を兼ね打ち合わせ会があった。開山500年遠忌事業の中、やり残したのがこの訓注本出版である。紆余曲折あったが3年後には完成の目途が付いた。関係者6人集まってほっと安堵の胸を撫で下ろした。無事出版できたら本堂再建のご寄付を頂いた寺院に施本し、以後月1回当山に集まって貰い語録の勉強会を立ち上げたいと思っている。今、僧侶の資質低下が危惧されているが、こういう活動が少しでもお役に立つことが出来れば望外の幸せである。

投稿者 zuiryo : 2006年02月14日 19:17

コメント

ご無沙汰いたしております。以前のMLはしばらく使用しなかったために消滅したようです。たまたま、このページが見つかりましたので、進行状況を報告させていただきます。

現在、小生は本編の訳注を済ませて、現在、付録の「雜著」の部分を手がけております。とにかく難解であります。

行状の部分は、岩村先生がされたのを、できるだけそのままに、と思っておりましたが、注の付け方など、統一を欠くこともあり、また、恐らくはもっとも読まれる可能性がある部分ですので、付録の「雜著」の部分が済んだら(来年3月には終わるでしょう)、その次に「行状」訳注の見直しをしたいと思います。
この場合、「行状」と「旧刊行状」を一緒にしようと思っております。つまり、「旧刊行状」の異同部分を、「行状」の注部分に入れ込むようにしようと思っております。
一方、滝瀬、千田の両君は、小生が済ませた部分を校正を兼ねて読んでくれておりますが、この作業は3月末が目標です。
現在のページ数(仕上がりと同じ体裁で)829ページほどあります。これに目次、序文、あとがきなどが入ることになりますから、900ページくらいの、ゴツイ本になりそうです。
私の友人が、悟溪さんと同時代の、大徳寺の実伝禅師の『実伝録』を終えて、いま、(財)禅文化研究所で刊行準備中ですが、これが850ページくらいですから、だいたい、こんなものかなと思っております。
とりいそぎ、以上、ご報告まで。
芳澤 勝弘拜

投稿者 芳澤勝弘 : 2007年12月13日 20:13