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2006年01月22日

料理修行

大接心明けの把針灸治、雲水は終日休息する。私も食事の世話をかけないように外食。ふっと山下君の働いている開花亭へ行ってみる事にした。彼は故加藤東一画伯の孫、高校生の頃しばらくうちで預かった事がある。その後、料理の修行に入り既に10年程経った。中華では日本でも指折りのこの店に、3年間も待って遂に就職できたのである。仕事ぶりを拝見しがてら行ったのだが、元気いっぱい溌剌としていたので安堵した。彼は3年間、横浜から夜行バスに乗ってここの料理の味を学ぶために通い、再び夜行バスで帰っていった。これ程までの努力を積み重ねながら許可を待っていたのだ。修行は何も禅僧だけの専売特許ではない、山下君の真剣な眼差しを見なだら、どの世界も厳しさは同じだな~と感じた。

投稿者 zuiryo : 2006年01月22日 21:05

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