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2020年08月23日

野良クロ

もう20年くらい前になるが、一匹の野良猫が寺の開山堂の裏に住み着いた。食べ物は寺では一切与えず、長い参道を歩いて西へ行ったところに有る公園へ食べに行っていた。当時は辺りに住み着いている野良猫数匹に近所のお婆さん達が、決まって餌を与えていたので、その仲間に入っていたのだ。時たま寺のつくばいに水浴びに来る小鳥を捕まえては栄養補給をしていた。勝手に住み着いた猫なので、境内で見掛ければ石を投げて追っ払っていたのだが、それでも他所へは行かず住み着いた。その後、愛犬ハチも亡くなり、ぐっと寂しくなったころから、この野良クロに、シンパシーを感じるようになった。よく見ると、クロもなかなか可愛い。性格も良く、そもそも自分の分際を知っている。時を経て今では暑いに付け寒いに付け、部屋の中ですやすや寝ている。さてこの野良クロ、思えば不思議な経緯で寺の飼い猫になったのだが、年月を経て、何か不思議な因縁に結ばれていると感じるようになった。

投稿者 zuiryo : 2020年08月23日 19:11

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