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2009年09月09日

黒猫

隠寮の庭には黒猫の野良が住み着いている。すっかり我が家だと思っているらしく、八月の酷暑には、茶室の濡れ縁の北側の一番風通しの良いところで、思いっ切り身体を伸ばして寝ころんでいた。そのまた寝ころび方が良いのだ。「ああ〜涼しくって気持ちいい〜!」という声が聞こえてくるような寝ころび方である。私は日常の出入りは、庭先からしているので、この黒猫とはずっと顔見知りで、先方も側に行っても全く逃げる気配はない。いつもつくばいの下に身を屈め、水浴びに来る小鳥たちを捕まえては、食料にしている悪い奴なのだ。たしかに隠寮には私以外、人は居ないわけだし、邪魔者は皆無、我が世の春を謳歌しているのである。午後洗濯をして軒先に吊していたら、直ぐ前に黒猫がいて、私の方をじっと見つめている。そこで、黒猫の目を見ながら微笑みかけ、「にゃ〜ご!」と言ったら、「にゃ〜ご!」と答えてきた。もう一度にゃ〜ごと言うと、また黒猫もにゃ〜ごと返し、ぐにゃ〜と背中を伸ばし、いかにもリラックスしている様子なのである。これはどう見ても長年のお友達という雰囲気である。まっ、この黒猫、別段こちらに迷惑を掛けることもないので、そう思ってるならそれでもかまわないが、願わくば、小鳥を捕るのは止めて貰いたい。以前、住み着いている狸の話を書いたが、私はこういう動物たちに囲まれながら、お互い何となく知り合いのような間合いで暮らしているのである。

投稿者 zuiryo : 2009年09月09日 21:39

コメント

お初にお目にかかります。
当方、草鞋を履いたネコといいます。
吾輩の寺でも猫が4〜6匹ほど、うろうろしており、脱糞の後始末、猫独特の小便臭さにいささか閉口しています。
ホームセンターで猫用の忌避剤を買って、散布ともかんがえたのですが、住職の奥様が、猫に悪いなら、人間にも悪いはず、また、庭木に悪い影響が出たら、あんた責任とってくれるの?、それ以前に私、薬剤の匂い大の苦手で嫌いだから・・・というわけで、忌避剤作戦は却下されたのでございます。
以前、僧堂にいた時分、野良猫撲滅大作戦として、業務用の檻というか罠で、5〜6匹ほどとらえ、老師の指示でもう二度と瑞龍寺に帰ってこないように…と本巣の北の山奥まで捨てにいきました。その山は現在、猫捨て山とよばれています。もちろんマイセルフワードですけど(笑)

人間から見れば害虫・害獣でも、それはあまりにも人間中心主義というもの。お釈迦様は何と説かれたか考えるに、森羅万象これ尊く、それぞれが主人公じゃないかと、草鞋を履きつつねこは思うのです。きょうは托鉢にでようかニャン。
失礼しました。
by:warajiwohaitaneko

投稿者 草鞋を履いたネコ : 2009年09月10日 08:45

いつも愛読させていただいています。
老師さまは猫ちゃんと会話できるんですね。
私はさっぱり・・・むりです。
猫ぎらいですし。
犬派なんえすかね。

投稿者 AVARON : 2009年09月10日 10:06